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よしえ着物教室を主宰しています「きらこ よしえ」さんのアンティーク着物のコーディネート方法(昔着物の着こなし方)です。アンティークきもの・昔着物・おばあちゃんの着物・譲り受けたきもの・ユーズドキモノなどを着こなす方法をわかりやすく紹介いたします。

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アンティーク着物(昔着物)とは?

アンティーク着物、昔着物と、ここでいいますのは、
おおよそ、昭和20年代以前につくられている着物を
総じてそう言い表わすことにします。
一般的にアンティーク着物といわれる着物は、
それよりも少し前の、
昭和10年代以前のものを指す場合と、
今から100年以上前の時代、
つまり明治末以前を指す場合とに分かれます。
ですから、ここでは総称として、
昔着物という言い方をすることにします。
(他に「ユーズドキモノ」とか「古着」とまとめて使われる場合もあります)
日本人の体型は、ここ40〜50年ほどで、
非常に大きく変化しました。
体格の向上は、男子よりも女子の方が、
著しい伸びをみせています。
背ももちろん高くなりましたし、
手・足の長さも伸びていて、
スラリとした体型の人が増えてきました。
ですから、現代の平均的な体型の人が、
昔着物を着ようよすると、当然のことながら、
身丈も裄丈(ゆきたけ)も短い、
ということになってしまいます。
そのため、入手できるリサイクル着物や昔着物があって、
その良さを知って、着てみたいと思っても、
なかなか合うサイズがないことになります。
また、お母様やおばあ様から譲り受けても、
たいていはサイズが小さい、というわけで、
そのままでは着用することができない、
とあきらめてしまいがちです。
そこで、この昔着物、
幾分小さいからといって、
そのまま着ないのはもったいない話です。
なんとか着こなすことはできないものだろうか、
いろいろと考えてみました。
現代の着付け教室で推奨されるような、
きっちりとした着方こそが、
着物の着付けだと思われているとしたら、
ちょっと驚かれるかもしれません。
しかし、少し発想を変えるだけで、
昔着物がそのまま着用できるようになります。
例えば、昔着物で、「小さい」という場合、
考えられることは、
1)裄丈が短い
2)袖丈がまちまち
3)身丈が短い
4)身幅が狭い
という点です。

アンティーク着物のコーディネート注意点

これから、それぞれについて、
アンティーク着物を着こなす上で、どんなところに注意したらいいのかを、お話していきます。

1)裄丈(ゆきたけ)が短い、昔着物
裄の長さは、首の付け根の骨から手首までをいいますが、
洋服の長袖の長さとは違って、
手首を覆い隠すような長さには、
はじめから作られていません。
手首の骨のでっぱりにかかる程度の長さが、
袷(あわせ)着物では最適とされますが、
ひとえの夏物ですと、それより2〜3センチ短めが適しています。
それは、涼しげに見え、かつ動きやすいからです。
ですが、大抵の昔着物は、
裄の長さは今の人にとっては短いので、
着てみて手首が7〜8センチくらいみえるくらいまでは、
許容範囲として考えて、そのまま着てしまいます。
裄丈を直す、つまり、肩幅や袖の幅を出すこともできますが、
反物の幅の制約がありますから、
せいぜい66センチが限界になりますし、
縫い代として隠れていたところと、外に出ていた生地の色が、
変化している場合も、おうおうにしてあります。
そんな時は直しても見苦しくなってしまいます。
ですから裄をむりに出すよりも、手首がやや見えても、
今のままで着用していいのです。

袖丈がまちまちのアンティーク着物の着こなし方

2)袖丈がまちまちの昔着物
肩の山から袖の裾までの長さは、48〜50センチが現代の標準です。
昔着物はアンティークものですと、もっと長いものが多いですし、
(作られた時代によって袖丈の流行がありました)
袖丈は個性を発揮できる箇所でもあるので、
好みの長さに誂える場合もあり、長さはまちまちです。
これらの着物それぞれの丈に合わせて、
長襦袢をそろえるとなると、とても費用がかかりますし、
大げさにいうと、
着物の数だけ長じゅばんが必要となってきます。
ですから、そういったまちまちの袖丈を、
どのように着こなしていくかですが、
最も簡単なのは、半襦袢や長襦袢の袖を取り外してしまい、
襦袢の袖がないままで、着物を着ます。
次に簡単なのは、着物の袖の幅と長さに合わせて、
袖をつくり、着物の袖山に縫いとめて着ます。
他には、着物に合わせて作った袖を、
半襦袢や長襦袢に取り付けて、着る方法があります。
襦袢の袖丈が着物の袖より少し長い程度なら、
そのまま着てしまいます。
襦袢の袖が若干短いくらいなら、
袖が飛び出してこないことを確認して、そのまま着ます。
もし飛び出してくるようなら、
たもと付近を、安全ピンなどで留めておくといいでしょう。
袖は長い袖丈なら、短く直すことはできますが、
短い袖丈を長くすることはできません。
 (縫い代を出して1〜2センチは不可能ではないですが)
短く直す場合は、
大きな模様は切断されたりすることもありますので、
その点は注意してください。

身丈が短い昔着物の着こなし方

3)身丈が短い昔着物
昔着物多くは、身丈が短いものです。
ですから、おはしょりが取れないものもあるわけです。
でも、「おはしょりが取れないから着られない」
と決めつけてしまわないで、
こう考えてみてはどうでしょう。
2〜3cmくらいのおはしょりでも、
別にいけないわけではありません。
おはしょり信仰みたいに着付け教室で、
「6cm真っ直ぐに出しなさい」等と教わると、
絶対にそうしないといけないように思う人がありますが、
それは、礼装の際の正しい着方を教わっていたからです。
おしゃれ着として着物を着る場合には、
おはしょりの長さは何センチでもいいのです。
少しだけのおはしょりを出すくらいなら、
むしろ出さない方がすっきりして見える場合もあります。
特に若い方や、ほっそりした方は、
おはしょりがない方が足が長く見えますよ。
そう、おはしょりは、中途半端にだすくらいなら、
なくてもいいのです。
なければ着物とは言わない、なんておかしいですから。
ただ、おはしょりのない着物姿に見慣れていないだけです。
おはしょりがなくてもいいくらいのサイズとなると、
かなり昔着物で着られるものが出てくると思いますよ。
それから、着るときのポイントとして、
最初の腰ひもをする時に、
腰骨の数センチ上あたりで、締めるようにすると、
おはしょりの寸法が、少なくて済みます。
胸近くで、締めている方は、
できるだけ、下に締めるようにすると、
その分、短い着物でも、着られるようになります。
そして、締めつけの苦しさからも、開放されるはずです。
それでも、どうしてもおはしょりをしっかり出して着たいなら、
胴継ぎという直し方があるので、専門家に相談してください。

身幅が狭い昔着物のコーディネート

4)身幅が狭い昔着物
少し前合わせが狭いと感じられるくらいなら、
ややしとやかに振る舞うことで解決できます。
下前はできるだけ浅くし、
上前をなるべく正しい位置にもってきます。
それでも、歩くたびに前がはだけてしまって、
じゅばんの裾が見えてしまうようだと、
やめた方がいいでしょうね。
お手持ちに不便なく着られる着物があれば、
その身幅を測っておいて、
昔着物の身幅と比較してみます。
一番いいのは、もちろん着用してみて、
歩いて確かめるのが確実なのですが、
そういう機会ばかりとは限りませんので、
だいたい何センチくらいの身幅があればいいのかを、
知っておくといいですね。
ちょっと狭いけれど我慢できそう、と思えれば、
直す必要はありません。
直してでも着たい、ということであれば、
身ごろをほどいて、縫い代のところを出します。
これは専門家と相談のうえ、依頼してください。
和服の仕立てやさんや、悉皆(しっかい)やさんで頼めます。

身幅が広い昔着物の着こなし術

ちなみに、身幅が広い昔着物があったとしたら、
それは下前の端を脇のところで折り返して、
着用できますので、なんら問題はありません。
ただしあまりに広すぎるような場合は、
もたつきすぎて歩けないということになってもいけないので、
羽織ってみて前あわせを確認してください。
今までに習った着付けの仕方から、
ちょっと余裕をもたせた考え方にかえていけば、
昔着物の少し小さいものまで、
いくつも着こなしていけると思います。
裄の長さは、少しでも長く見せようとするなら、
衿幅を多めに出し(広衿の場合)、
半衿もいつもより多めに出すようにすると、
それで2〜3センチは裄が長く出せるはずです。
お母様やおばあ様から譲られたもので、
小さいから着られないと思っていたものがあるなら、
ぜひ上記のような点を参考にされて、
お召しになってみてください。
お直し、お仕立て直しまでしなくても、
着られるものがあるかもしれません。
昔着物には、魅力的な柄、色彩の、
美しい着物が多いです。
もちろん帯も、同じく、現代にはみられないような、
美しいものが沢山あります。
できれば着物と帯の作られた時代があっているといいですね。
色彩の調和がうまくとれます。
昔着物の中には、
今の時代に見ても、とてもモダンな雰囲気のものもあります。
どうか、気に入った昔着物があれば、
そのままの着物を大いに楽しんで、
お召しになってみてくださいね。

<作者紹介>
著者:きらこよしえ
職業: お気軽着物生活コーディネーター
   よしえ着物教室主宰(着付け師範)
   リサイクル着物のつむぎや運営 http://www.a-cre.net/tumugiyatop.html

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