社労士の独学勉強法

社会保険労務士試験の難易度

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社会保険労務士試験は簡易な試験ではありません。
合格率は一桁。
年々難易度が上がっている。
科目毎に足切りがあるため、苦手科目を作れない。
午前中の選択式では、必ずと言っていいほど難解な問題が出る。
ですが……ご存知でしたか? 社労士試験に合格するにはこつがあるのです。
私自身、社会保険、労働保険、共に全くの素人でした。
離職票という言葉さえ聞いた事が無かったのです。
時間外労働、みなし労働時間、メリット性、高額療養費、特定医療、何一つ分からない言葉でした。
勉強を始めたのが試験の半年前です。
二月の半ば……手探りでした。
独学でした。
受験予備校にみっちり行くという選択肢は、私にはありませんでした。
なので『独学』、またはスポット的に受験予備校を利用する『準独学』でなければいけない。
合格する自信は、初めの内はありませんでした。
そんなに甘くはないと思っていました。

ですが……私は勉強を始める前に、必ず戦略を立てるタイプです。
戦略と戦術を両輪にして動き出すタイプです。
そのことが功を奏しました。
何事においても、戦略って大事ですヨ。
経営においては基本中の基本ですね。


社労士合格への戦略

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戦略の無い会社の例。
営業マンが部長クラスになってもまだ、昔と同じようにお客さんの元をくるくる回ってる。
自分の売上げが最優先で、売れる仕組み作りは黙殺されている。
部長が就業している間はいいでしょう。
でも、後進は育ちません。
長期的な戦略を持ち、実現可能な戦術を講じなければ、とてもじゃないが、今の時代、淘汰されてしまいます。
マーケティングに関しても同じです。
SWOT 分析などの現状認識法を用い、自社の強みと弱み、機会と脅威を冷静に分析した上で方向性を決め、実現可能な手段を選択する。
費用をかけられない状況なら、雑誌広告などの手段は使えない。
最も安価なFAXDM を選択する。
しかし同業他社も、同じようにFAX は流している。
そこで他社との圧倒的な差別化を計る必要がある。
反応率の高い表現法を用い、レスポンスを得る工夫を施す(特にFAXDM は資料請求をさせるなどの2STEP 法を用いる必要があります)。
自社のメリットを前面に押し出し、なぜ自社で購入しなければいけないかを、最適な順序で説明する。
数千の単位でFAX を送り、テストマーケティングを繰り返す……
見込み客を集客することは、マーケティングで最も難解なことです。

ある種の図太さが必要になります。
また、実践的な戦略、戦術は、当然のことながら周囲から批判を受けます。
誰もそんなこと、考えないわけですから、彼らの理解を超えているのでしょう……。
真に儲かっている会社は、戦略、戦術を持っています。
ミッションもあります。
なぜこのようなことを長々と申したかと言いますと、社労士試験も全く同じだからです。
戦略なしで勉強を行っても受からないんです。


短期間で合格するための戦略

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試験前、私は社労士合格への戦略を立てる作業に1ヵ月以上の時間を費やしました。
あなたは反論されるかもしれませんね。合格者の全てが、詳細に戦略を立ててるわけじゃないだろう? と。
時間をかけて合格された方は、あるいはそうかもしれません。
ですが、断言できます。
『短期間で合格した人間は、全て戦略を持っています』
初めの内は無意識的かもしれません。しかし、勉強を進めていくうち、ある種のパターンが見えてきます。
それをPlan(計画)、Do(行動)、Check(確認)しながら、煮詰めているのが現状です。
それでは、具体的に戦略の概要を見てみましょう。

 

戦略1・競合他者分析
これは経営で言うところの、業界リーダーと自社との比較になります。
自社の現在を客観的に見ることによって、目的に近づいていくという手法です。
それでは、社労士受験の業界リーダーとは、誰を指すのでしょう……。
そうです。短期間で合格した者、ですね。
彼らが業界リーダーです。
マーケティングにおきましては、リーダーの他に、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーと続くのですが、ここでは業界リーダーだけに特化します。
なぜなら我々の目的自体、リーダー(短期合格者)になることだからです。
では、どうすれば業界リーダーの手法を学べるのでしょうか。
……簡単です。
合格者体験記を読み込むのです。
体験記は受験予備校、関連ホームページ、書店などに置いてあります。
注意点として、受験予備校のPR として使用されているものが大半ですので、誇大表現は割り引いて考えてください。
ようするに、純粋な勉強法だけを読み込むのです。
といっても、長期合格者(二年以上の期間をかけた合格した方)の勉強法は無視してください。
我々の目的は、あくまで短期合格ですから。

ちなみに私は、受験前に行ったこの作業に、約一ヶ月間かけました。
もちろん、お忙しいあなた様のことですから、詳細に研究することは不可能でしょう。
そこで、以下に、私自身が収集したリーダーの共通パターンを記します。
方法論1
『イン&アウト法』
方法論2
『A、B、C ランク法』
方法論3
『過去問追求法』
大きく三つに分けられます。
ただし上記は、あくまで合格者に見られるパターンを、私なりに分析したものですので、必ず一度は、あなた自身、合格者体験記を読み込んでください。
大抵無料で入手出来ますから。
各方法論の詳細は後述いたしますが、競合他者分析が終了した後、次に行うべきことがあります。
それは……


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戦略2・自者分析
です。
マーケティングでいう所の自社分析を、受験にも応用するのです。
孫子の言葉にもありますよね。
『己を知り、敵を知れば百戦危うからず』と。
戦略1 では敵(試験)に対抗
するため、勝者の戦い方を分析しました。
その後自己を分析することにより、最適な戦術を模索するのです。
ちなみに戦略は計画と置き換えていただいてかまいません。
戦術は、計画を実現するためのツールと、ここでは受け止めてください。
では、具体的に見てみましょう。
以下四つの質問にお答えください。
1「あなたの社労士試験における強みは何ですか?」
2「あなたの社労士試験における弱みは何ですか?」
3「あなたが社労士試験において、最も脅威と感じていることは何ですか?」
4「あなたが社労士試験において、最もチャンスと感じていることは何ですか?」

これがSWOT 分析と呼ばれるものです。
1の質問で、自身の現在レベルを判定します。
すでに数年勉強されている方であれば『基礎的なことは理解している』、ということになるでしょうか。
2 の質問も現在レベルです。
長期受験者であれば『基礎を理解しているがために、かえって具体的な合格法が分からない』となるでしょう。
3 はあなたが現在置かれている環境と考えてください。
勉強を続けることにおいて困難となる、『周囲からの誘惑』は何ですか?
4 も環境です。
今のあなたの立場において、最もチャンスと考えられる状況は何ですか?
ちなみに私の場合は、『独学でありながらも勉強時間を確保できること』でした。
上記の質問に答えていただければ、自者の分析が出来たはずです。